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【動物病院向け】採用基準の決め方やポイントを解説!

動物病院にとって、優秀なスタッフを採用することは極めて重要です。しかし、どのような基準で採用すればよいのか、どのようなポイントに注目すればよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

本記事では、「動物病院に特化したVETEWORK」が動物病院向けの採用基準の決め方やポイントを解説し、優秀なスタッフを採用するためのヒントをお伝えします。

目次

採用基準の決め方

動物病院での採用にあたっては、以下のポイントを基準に考えることが大切です。

  1. 専門的な知識やスキルを有しているか
  2. 動物愛護に関する考え方や姿勢
  3. チームワークを重視できるか

それぞれ見てみましょう。

1.専門的な知識やスキルを有しているか

動物病院では、専門的な知識やスキルを持っていることが求められます。

応募者が動物の健康についての知識を持っていることや、手技の技術が高いことは、採用基準のひとつとして考慮されます。

獣医師なら専門分野は何で手術はどのような経験があるか。

動物看護師であれば、予防から救急までどの程度の知識と技術を有しているかを必ずチェックしなくてはいけません。

具体的には、以下の点を確認します。

獣医師:専門分野(例:外科、内科)や手術の経験年数、扱える手術の種類。
動物看護師:緊急対応の経験、特定の治療法やケアに関するスキル。

2.動物愛護に関する考え方や姿勢

動物病院で働くスタッフには、動物愛護に関する考え方や姿勢が求められます。

動物愛護に熱心で、動物たちを愛する気持ちがあることは、採用基準のひとつとして重要視されます。

獣医師・動物看護師を経験しているからといって、必ずしも動物に対する扱いや接し方が丁寧とは限りません。

実習などを通して、動物に対する考え方や姿勢を評価しましょう。

例えば、次のような質問を通じて確認します。

過去のボランティア経験:動物保護施設でのボランティア経験や、動物福祉活動への参加経験。
動物への対応:特に印象に残っている動物とのエピソードや、その際にどのように対応したか。

3.チームワークを重視できるか

動物病院では、スタッフ同士が密に協力し、助け合うことが求められます。

そのため、チームワークを重視できる人材であることは、採用基準のひとつとして注目されます。

面接だけではなかなか見抜くことが出来ない項目ですが、実習に来てもうようにすることで、そのリスクを下げることができます。

次では採用のポイントについて見てみましょう。

具体的には、以下の方法を採用します。

グループ面接:複数の応募者を同時に面接し、協力し合う姿勢やコミュニケーション能力を観察。
実習期間:実際の業務を体験させ、チーム内での協力や対応を評価。

採用ポイントの解説

採用基準を決めたら、次は応募者のポイントを見極めることが重要です。

以下に、動物病院で採用する上で重視する5つのポイントを解説します。

① 職務経歴

動物病院で働くには、職務経験があることは大きなアドバンテージとなり、業務に慣れるまでの期間が短くなります。

求めている人材にマッチしているかを考えながら、職務経歴についてヒアリングしましょう。

一方で経験が浅い場合でも、その期間中にどのような業務を行い、どのような成果を出したかによっては今後の成長に期待が持てます。

また、職務経験がない場合でも、獣医療に関する知識や技術を積極的に学んでいることをアピールしているなら、採用する材料の一つになります。

② 志望動機

職務経歴や志望動機は主に履歴書で確認しますが、職務経歴の次に重要な項目です。

動物業界では、志望動機を書かずに提出している応募者も多く、必ずチェックしたいポイントになります。

志望動機が十分に書かれていない場合、その理由と口頭で志望動機を聞きます。

書けない理由が正当でない場合には、減点の評価をしても良いでしょう。

例えば、次のような質問を通じて志望動機を深掘りします。

動物病院を選んだ理由:なぜ他の職種ではなく動物病院で働きたいのか。
将来の目標:動物病院でどのように成長し、どのような役割を果たしたいか。

③ コミュニケーション能力

動物病院での仕事は、ペットの飼い主とのコミュニケーションが不可欠です。ペットの病気やケア方法について、飼い主としっかりとコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが重要です。そのため、動物病院で働くスタッフには、コミュニケーション能力が求められます。

面接時には、過去にどのようなコミュニケーション経験があるか、また、どのようにコミュニケーションをとっていくかなどを聞くようにします。

コミュニケーション能力が高いと判断できれば、採用の材料になります。
具体的な質問例は以下の通りです。

困難な状況での対応:クレーム対応や難しい相談を受けた際のエピソード。
コミュニケーションの工夫:飼い主にわかりやすく説明するための工夫や工夫した方法。

④ チームワーク

動物病院での業務は、医師や看護師など多数のスタッフが関わるため、チームワークが求められます。ペットの治療や手術などでは、スタッフ全員が協力してタイムリーに対応することが必要です。

面接時には、過去にチームで仕事をした経験や、自分がどのようにチームワークをとっているか、などを聞きます。

チームワークについて考えているかは採用にあたって重要なポイントです。
例えば、以下の質問が有効です。

チームでの成功例:過去にチームで取り組んだ症例や成功事例。
問題解決の経験:チーム内での問題やコンフリクト(衝突や争い等)をどのように解決したか。

⑤ 獣医師免許、資格を持っているかどうか

言わずもがなですが、動物病院で獣医師として働く場合は獣医師免許が必要です。しかし、当然持っているだろうと思っても、必ず口頭で確認しあう必要があります。

また、動物看護師の場合は、愛玩動物看護師国家資格を持っているか、又は受験する予定があるかを聞きましょう。

統一認定を持っているからといって、愛玩動物看護師を目指してるわけではない場合もあります。

ミスマッチが起こらないよう、事前の確認が求められます。

面接・試用期間のポイント

面接は採用の最終段階であり、採用基準を確認するための重要な機会です。動物病院で求められる人物像を明確にし、採用基準に合わせて面接の質問内容を準備しましょう。

例えば、次のような質問が効果的です。

志望動機:今回応募されたその志望動機について教えてください
職務経歴:今までの職務経歴を教えてください
現在の仕事内容:現在の仕事内容を教えてください
長所・短所:あなたの長所・短所を教えてください
退職理由:前職の退職理由を教えてください
目標:この動物病院でやりたいことは何ですか

などのように、相手の考えや人物像が分かるような質問をします。

また、試用期間も大切な採用基準の一つです。

求職者のスキルや適性を確認するために、試用期間中に実際の業務を行わせることが一般的です。試用期間の期間や待遇についても、事前に明確にしておくことが重要です。

採用後のフォローアップ

採用後のフォローアップも採用基準に含まれます。採用したスタッフが馴染みやすい環境づくりや、スキルアップのための研修や支援を行うことで、スタッフの定着率を上げることができます。

また、スタッフの意見や要望に耳を傾け、改善に取り組むことも大切です。スタッフが働きやすい環境を整えることで、スタッフのモチベーションを高め、業務の品質向上につながります。

具体的なフォローアップの方法としては、以下のものがあります。

定期的な面談:新入社員との定期的な面談を行い、悩みや問題を早期に把握し、対応する。
研修プログラム:専門的なスキルアップやキャリア開発をサポートするための研修プログラムを提供。
フィードバック制度:定期的なフィードバックを行い、パフォーマンスの向上を促進。

まとめ

動物病院においては、スタッフの専門性や、動物に対する愛情、チームワークなどが求められます。採用基準を明確にし、妥協せずに採用活動を行い、優秀なスタッフを確保しましょう。

動物病院におけるスタッフ採用の重要性は今後も高まることが予想されます。採用基準を見直し、積極的な採用活動を行い、優秀なスタッフを確保することで、動物病院の発展に貢献することができます。

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